オフィス新設を機に、IPネットワークを構築。 セキュアで、機動力にあふれたモバイルオフィスを実現。

ITソリューションの″最適解″を導く三菱電機インフォメーションテクノロジーが、IPの″最適解″として選んだのはiCS。
この先進のPBXと無線LANを軸に、コミュニケーションの活発化を促し社内異動コストも低減できるモバイルオフィスを実現。
※現在は三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社に統合

モバイルオフィスが新しいワークスタイルを創出。

企業の情報活用の最適化をワンストップで多面的に支援・実現している三菱電機インフォメーションテクノロジー(以下:MDIT)では、サポート体制の一層の拡充を図るために本社芝浦ビルの隣り駅の品川の地に、カスタマーサポート部を新たに設けることを計画していた。新オフィスのコンセプトは「IPモバイルオフィス」。iCSを中核とした無線LAN化によるフリーアドレスの実現だった。

「これまで本社では、プロジェクトごとにスタッフを招集したり、また時代の要請に応え続けていくために半年ほどでルーム編成を行っていました。しかし固定デスク+固定電話システムでは、従来と変わらず組織改変時にオフィスレイアウトを設計し、各スタッフへ内線番号を割り振らなければなりません。ITソリューションプロバイダーとして、ひとつの範となるような新スタイルのコミュニケーションと、情報の高度共有化を図れるオフィスの在り方を考え、モバイルオフィスに至ったわけです」ネットワーク技術部次長守川氏はシステム導入の背景をそう振り返る。

自在性、拡張性、そして優れた親和性からiCSを選定。

MDITでは、iCSをWindows Server 2003にのせ本社に設置。VoIPゲートウェイを接続し、品川オフィスとマルチテナントなIPネットワークを実現している。フルIP環境の品川オフィスでは、IP固定電話を代表電話として使い、無線電話機(IPフォン)を90台導入。本社では企業資産を活かし、レガシーの環境とIP環境を共存させている。その通信システムの要となるPBXの選定に際しては、海外のPBXも含めて検討を重ねられたという。

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「ソフトウェアであるiCSは、サーバを選ばない自在性があり、既存資産を活用できること。拡張性に優れ、FOMAとも連携できること。日本にエンジニアがいて安心できること。という点から選びました。また弊社は、ITソリューションの提供企業として、さまざまな環境にあるお客様のあらゆるご要望に応えることが求められます。その中には今ある通信機器を活かし、段階的に振るIPへ発展させていくことをお考えの企業もいらっしゃることでしょう。自らがそうした環境にあれば、利点や課題も自ずと見えてきます。既存のPBXとの親和性も決め手のひとつでした」とシステム技術部担当部長の渡辺氏は、導入決定の要因をあげられた。

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コミュニケーションの活性化で、情報力の強化を実現。

フリーアドレスオフィスの実現は、オフィスワークスタイルを変えただけでなく、コミュニケーションの活性化ももたらした。「弊社のサポートスタッフは、マルチエンジニアとしてすべての製品に精通する必要があります。このフリーアドレスオフィスになって他のプロジェクトチームとの横のコミュニケーションが円滑になり、情報力が増しました。また、保守の資料は必要により、長いもので20数年程度保管する必要があるのですが、古い資料は可能な限りデータ化し、新しい資料もデジタル化して残すようにしています。私有物はロッカーに入れ机には何も残しませんので、オフィスは常時すっきりときれいな状態になりました」とカスタマーサポート部長砂田氏は語る。このフリーアドレスオフィスは、顧客企業で関心が高く、多くのお客様がオフィスの見学に訪れているという。
無線LANシステムの上で懸念されるセキュリティ面に関しては、MDITの技術力が発揮され、IEEE802.1x、MACアドレス認証など、ポリシー毎に応じた認証方式を採用。不正ユーザーの侵入やデータ盗聴を許されないセキュアなシステムを確立している。また今後は、社員の要望を受けて、社内では内線端末として社外では携帯電話として利用できるFOMAを増やしていく予定だ。

Webインターフェースで簡単設定。離れたオフィスでも1ヶ所集中管理。

iCSの導入メリットは、通信コストの低減や連絡業務の効率化にとどまらない。電話の管理運営面でも大きなメリットをもたらす。従来、電話移設のたびに必要であった1回4~5万円の工事費用が不要に。さらに、100%ソフトウェアのiCSはWebインターフェースによる内線の設定管理が可能で、ユーザフレンドリーな操作性により社内で管理でき、即時対応が可能になった。

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「iCSは、GUIで直感的に理解でき、いちいち専門用語をおぼえることなく誰でも簡単に設定できます。電話でのサポートも丁寧に対応してくださり、支障なく運営できています。また、1ヶ所で離れたオフィスも集中管理できるので管理業務を大幅に省力化できますね」と情報システム部情報システム課の乾氏は省力化を評価された。
MDITでは、着信した電話の転送設定やボイスメールのメッセージを携帯電話やPCに転送する機能などを備えたオプションもPBXと合わせて導入。それらのアプリケーションやAPI公開による業務アプリケーションとの連携も、自社スタッフが使いこなした上でお客様への提案につなげていきたいという考えを持っている。
「電話はビジネスの生命線。コミュニケーション能力のアップが企業のダイナリズムにも結びつきます。先進のシステムやアプリケーションを積極的に導入し、最適な通信システムをお客様に提供していきたいと思います」ネットワーク技術部次長守川氏の言葉には、顧客満足を追求する姿勢があふれていた。


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