今後10年を担う電話システムを検討。 拠点のPBXを撤去し、 クラウド構成にすることで、 本部一元管理できる仕組みを実現し、 運用コストを削減。

株式会社TYK(以下TYK)は、鉄鋼、鋳鉄・非鉄金属、窯業、電気機器など、高温、高熱産業にとって欠くことのできない耐火物や、ファインセラミックス、金属マトリックス複合材、アドバンストカーボン材などの先端材料の技術開発にいち早く取組み、環境製品も製造するメーカーである。同社は、多治見本部・大畑工場・研究所・赤坂工場の社内電話システムのリニューアルにあたり、従来の拠点PBX方式ではなく、IPによるクラウドPBX方式を採用した。各社の提案内容を比較検討した結果、導入実績、費用、運用の簡易さの観点から、アイルネットコミュニケーションサーバー(以下iCS)を選択した。老朽化した拠点PBXを全て撤去し、既存社内IP網を有効活用しながら、iCSによる社内電話システムのクラウド運用を実現した。

今後10年を担う社内電話システムを検討、従来型PBXより
安価な費用で将来性あるクラウドIP電話システムを導入。

今回のIP電話システム導入の経緯は、既存のPBXが10年以上経過しており、不具合発生の頻度が多くなっていたこと、内線増設時や故障時に必要となる部品が供給停止となっていたことにある。新システム選定にあたり、IP電話システムメーカー2社、従来型PBXメーカー3社の合計5社の提案を比較検討した。検討のポイントは、費用面はさることながら、導入後の安定稼働、電話機の設定変更・移設作業が社内で簡単にできること、他の拠点への拡張が容易であること、無線LANやスマートフォンといった新しい端末も将来的に自由に使えるシステムであることであった。検討の結果、導入費用が安価で、WebベースのGUIを用いて自社で簡単に運用できるiCSを選定した。
多治見本部・工場のIP電話(IPフォン)についてはアイルネットから提案のあった3社のメーカー製品の中から、最新で、使い勝手と音質の良いPanasonic製の多機能電話機と、単機能電話機に決定した。また、協力会社については従来のアナログ電話機をそのまま利用したいという意向があり、IP電話(IPフォン)の替わりにアナログゲートウェイを設置し、iCSに収容することとした。

Web画面による容易な自社運用と本社一元管理を実現

導入の決め手となったiCSのWeb画面は、自社での運用をサポートする作りになっており、全社の電話システムを本社で一元管理することが可能となった。iCSでは、システム管理者が、自社のLANにつながっているPCなら、ID、パスワードの認証で、電話システムの構成を詳細に把握でき、操作できるので、常に電話システムを最適化し、電話システムの運用管理に係る業務効率を向上させることができた。

他拠点への今後の展開

iCSのWeb面は、管理者の操作性を追及した作りになっており、直感的な操作で内線番号の変更や、外線番号の登録・鳴り分け等の設定が可能である。従来のPBXでは、専門業者の設定作業が必要であったが、自社内で設定作業を完結できる体制となり、スピーディな対応ができるようになった。今回リニューアルしなかった他の拠点についても、内線用にIP電話(IPフォン)を1台づつ設置予定であり、既存電話交換機のリプレースのタイミングで、iCSの配下に順次交換していく方針である。iCSの導入により、新規のPBX設備の購入が不要となり、全社一元管理の無駄のない仕組みを実現できた。

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導入前の問題点

■運用中のPBXが20年近く経過し、部品の調達が出来ないままで、老朽化している。
■PBXが拠点ごとにバラバラで業者任せになり、管理が煩雑である。
■運用コストを削減したい。

選定理由

■Web画面にて、電話システム全体を容易に把握でき自社で、簡単に運用できる。
■レガシーPBXと同等の金額で導入できる。
■全社一元管理の仕組みが構築できる。

導入時期

■2012年2月

ユーザー数

■230台(今後16営業所にも展開予定)

会社プロフィール

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▲TYK多治見本部・製造所 全景

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▲TYK東京本社

株式会社TYK
■本部:岐阜県多治見市
■設立:昭和22年(1947年)
■資本金:23億98百万円
■年商:193億円/157億円
(2011年3月連結/単体売上高)
■証券:東京証券取引所一部上場
■代表取締役会長:牛込進
■代表取締役社長:牛込伸隆
■就業人員:824名/305名
(2011年3月連結/単体従業員数)
■事業内容:耐火製品、先端材料、
環境製品の製造販売・輸出


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