合併、新会社発足を機に、280台のIP電話を導入。 社内異動や組織改編にも迅速かつ低コストで対応。

定系とモバイル系ネットワークを融合させたソリューションの開発・提供で業界をリードする、
KDDIネットワーク&ソリューションズ(以下KNSL)
情報通信の最先端を走り続けるKDDIグループの中にあって、プログレッシブな社風に迅速に対応できるIP電話を選択した。
※現在はKDDI株式会社に合併

合併を機にIP電話システムを導入。

「KDDIメタルプラス」に代表される音声通信サービスをはじめ、IP-VPNやEther-VPNなどのデータサービス、セキュリティサービスやマネージドサービスなど、KDDIが提供する法人向けネットワークサービスからソリューションまで幅広い商材を提案・販売している。その発足は、2004年11月1日。ISP(インターネット接続サービス)やデータセンター事業、通信機器開発、情報通信システム構築、衛星通信サービスなどを提供するKDDIの関連会社4社を統合し、かつKDDI本社のネットワークソリューション部門の一部を移管することで、法人固定通信事業でのトータルサービス提供を担う会社として再編された。企業の特性上、KNSLになってから一人1台の割合で配布された携帯電話がコミュニケーションの基本になっている。

しかし、やはり業務には固定電話は必要であるため部署毎に必要台数が設置された。
「時代の流れを俯瞰すると、通信事業者であるKDDIグループの一員である我々としても、先端のIP電話を導入するには今回がいい機会だと思いました」

同社の通信システムを一手に担う立場から、森本氏は当時の状況を振り返りつつ語ってくれた。
「導入時期は新会社発足の11月1日と決まっているのに、アイルネットとの話が正式にまとまったのは9月も半ばを過ぎた頃です。どうにか自分たちでシステムを設計し、最終データをお渡しできたのが、導入の約1週間前。時間のない中、我々の無理なお願いによく対応していただき、期日通りに導入できました」

バージョンアップもスムーズに快適に運用。

スタート当初の導入は、端末200台。その後12月末までに80台を増設し、現在280台が稼動している。導入までに2回の接続試験を行い、問題点などは正式導入までに無事解決。既存の端末とは多少操作方法に違いがあるため、社員の間で若干の戸惑いがあったようだが、それもすぐに慣れ、現在に至るまで音声品質も含めクレームはあがってきていない。

「今までにPBX自体に大きな障害は起きていませんが、たとえトラブルがあったとしてもきちんとバックアップをとる体制ができており、数時間で復旧できますので、社員の皆さんに不自由な思いをさせることはまずありません。また、バージョンアップも数回行われましたが、現在の最新バージョンでも快適に運用できています。」

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頻繁な異動にも迅速に対応。

プログレッシブな社風で知られる同社だけに、社内の異動や組織改編のサイクルは非常に速い。その度に、業者に固定電話の移動作業を依頼していたらそれだけで大変なコストになってしまう。その点、電話をソフトで一元管理できるIP電話なら圧倒的に有利だ。

「異動に伴う電話の移設作業の頻度を考えると電設業者に常駐してもらわなければ対応できなかっただろうと思います。今はWebブラウザで簡単にできますし、電話機は社員が自分で運んでLANポートに接続すればいいだけなので、コスト削減率は100%と言えますね。もちろん慣れないうちは楽ではありませんでしたが、作業のノウハウも徐々に蓄積されてきたので、今では急な異動やレイアウト変更も怖くありません(笑)。万一トラブルが発生した場合も、担当者が迅速に対応してくれるので、とても助かります。」
現在でも、森本氏一人で電話の運用管理を担当している。

情報通信の未来を見据え次の展開を検討中。

導入済の280台の端末は、現在までのところ基本機能のみの使用にとどまり、ボイスメールなどIP電話ならではの機能はまだ利用されていない。活用範囲の拡大、増設などの検討も進められてはいるようだが、技術革新の著しいKDDIグループの一員であるため、情報通信に関する今後の展開はオフレコの部分が多いようだ。

「非常に早い速度で変化する業界ですし、KDDIが次にどんなシステムを選択するかによって、我々の体制も変わってくるでしょう。もちろん、後戻りすることはあり得ないのですから、電話料金の削減を含めて、今後もより効率的な運用を考えていきたいと思っています」


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